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2006年10月27日

ある新聞社から「SITE ZERO」について電話取材を受ける。
それをきっかけに、雑誌を印刷媒体として残すことの意味を再考してみる。

その一端は「テーゼ」にも書いた。
流行の言説として広範に、しかし、一時的に受容されるよりは、ごく少数であってもコアな読者が、それぞれの関心に沿って「是が非でも読まなければならない」と思うような要素のある媒体であってほしいと願う。
そのためには、拙速な同時代性よりは、長期的な持続性こそが素材に要求されるだろう。
長期間にわたる参照可能性を保証するためには、信頼できるアーカイヴが存在しなければならない。
そんなアーカイヴとして、書籍には図書館や古書店がある。
ネット上の情報にはまだ、そんなアーカイヴは存在していないのではないだろうか。
何かを書くのは同時代の見知らぬ読者へ向けてばかりではない。
その時間差を可能にする技術として、印刷媒体は雑誌にとって、いまだ不可欠に思われるのだ。